6月初旬
盆地を挟んで向こう側も深い森
問題の土地は山の中腹に位置した広いだんだん畑及び隣接する林であった。
山奥に進むに連れ次第に木々の濃度も濃くなる環境であったが、当初見た開けた畑がもっとも我々の要求に近いものであると感じた。
回り込んだ東南向きの土地
交通アクセスも至便。県道沿いの広場に車を置いて歩くこと10分。人家はほどほどに近いもののどんな大声も届かないくらいの距離で、高度がそれなりにあるため視界にも入らず、むしろ若干軟弱な本冒険団の大活躍の場としてはかなり適当な場所ではないかと思われた。
ふもとには農地が広がる
このあたりも減反政策で畑に転用されている田んぼも少なくない。また畑と言えども女手で維持して行くのは難しく、借り手があるというのは願ったり叶ったりという具合である。
ただし問題が無いわけではない。登記上「畑」になっているため居住可能な家を建設することが法律上出来なくなっている。この点所有者と話したところ「原野」に変更してくれるという。
まずは、この手続きを完了してもらい合法的な形で村を作って行きたいと願っている。不法転用は300万円以下の罰金である。