バイオトイレ



6月11日の作業記録

悲しい習性で、どんなに飲んでも朝6時20分起床。私だけが二階のロフトで寝ていたのですが、階下の4人はまだ夢の中のようです。
そっと裏口から外に出て深呼吸。空は晴れています。
朝露に濡れた地面、爽やかな空気。たき火でもして待ちましょう。

c0149484_15474899.jpg今日も爽やかに晴れ
程なくして週末庵先生起床。早速畑の手入れを始めました。
全くの無農薬ですので、雑草との戦いです。
ニンジンはあまり太くなりませんが、サニーレタスは見事な出来です。
酔水も起きだしコーヒーを淹れてくれました。長老2人組も母屋内で朝食を摂っています。

さて全員が目覚めた所でまずは昨日の宴会の後片づけをし、今日搬入されるバイオトイレの為にトイレ小屋の片づけをしました。小屋に入れておいた道具などを母屋の邪魔にならない場所に移動し、綺麗に整理します。トイレ小屋は去年の11月に完成してから半年ぶりにようやく本来の任務に就くことが出来たわけです。

本日の作業はやはり主に外壁貼り。
本格的な雨のシーズン前には外壁は貼り終わりたいものです。
トイレ側二階の外壁から取りかかります。採寸して4メートルの板を電気鋸で裁断、次々に貼っていきます。窓際や端っこの処理は難しいですが、徐々に慣れてきました。

c0149484_15484279.jpgトイレ側完成



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外壁を貼る際、板の下端奥を少し斜めに切り上げておくと表面を伝わって流れてきた雨が板下端の切り口に溜まらず板が腐りにくくなります。細かいことですが大事なコツです。




途中から大助さん率いる数名が到着。裏面二階外壁作業に加わります。女子1名は軒下の梁の防腐塗装作業に従事していただきました。

c0149484_15481965.jpg二階に居るのは大工さんではなく素人 カッパを着てペンキを塗る女子
棟梁一家も見物に来ました。この日来てもらったのは大戸横の窓の拡張をお願いするためです。カウンターに座った位置から外の雄大な眺めを見るためには今の窓では少し位置が高いのと、もう少し広い窓にしたいとの希望があったためです。
電気丸鋸を使っている酔水に棟梁からちょこっとアドバイス。急に見違えるように作業効率が上がりました。電気鋸の切る音さえ違います。さすがはプロ、そういったちょっとしたコツなんかが聞きたいんですよね。

c0149484_15483186.jpg電気丸鋸の使い手、酔水
昼前、サンバイオの軽トラック到着。ようやくバイオトイレが設置されました。
まだ電気が来てないので使用はできませんが、あとは電気が来て風呂さえできれば無敵です。

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汚物は檜などのチップとともにタイマーで一定時間一定温度(30℃)加熱攪拌されます。チップに付着しているバクテリアの働きで汚物は数時間で形はなくなり、約24時間で完全に水と炭酸ガスに分解されてしまいます。水分とガスは後方の排気管から屋外に強制排気されるため室内に匂いは出てきません。コンポスト型のものと違って肥料さえ出ないのでこれを取り出す必要もなく完全にメンテナンスフリーです(27万円也)。
もちろん使用直後も自動的に攪拌されますので、汚物はおがくずの下に隠れて見えることはなく、数分もすれば連続使用が可能です。

ロフトから一段上の土地の露天風呂に行くためにはロフトドアから約4メートルの橋を架けなければなりません。かなり丈夫なものが必要なのですが母屋側の処理が分かりませんでした。

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棟梁に聞いたところ、上のような構造が良いだろうと教えてもらいました。
母屋の梁に受けの角柱をボルトでとも留めし、それに載せるように長い角材2本を渡してボルトで固定するという構造です。2本の角材の間には足場板を渡します。長いドリルとかが必要になりそうです。



ロフトには手すりがありません(それで昨日怖がって私以外誰もロフトで寝なかった)。
ロフトの端っこは吹き抜けで転落すれば3メートル下の土間に真っ逆さまです。
丈夫な手すりを作らなければなりませんが、正確にほぞを切ったりする技術も道具もない場合普通に作ろうと思うと図1のように斜め釘で固定しなければならなくなり不安定です。

c0149484_15494845.jpg図1
そこで図2のようにまずハシゴを作れば簡単です。縦横を全てボルトで固定してから、そのハシゴをさらに土台に固定すれば頑丈な手すりのできあがりです。棟梁からのアドバイスです。

c0149484_1550135.jpg図2
12時、昼食。差し入れのカレー等を食べていると、遠く八女の地から久しぶりにS君到着。今日は博多に用があるのに、わざわざお土産まで持って2時間半かけて来てくれました。
去年の夏、エンジン草刈機持参でやってきて手際よく草を刈ってくれたのがついこの前のような気がします。まだ村人が3人しかいない創生期に手伝ってくれた貴重な人物です(7/24参照)。
またの参加を待っています。

c0149484_1548890.jpgS君と子供達
この日、正面大戸の後ろ側の外壁まで貼り終わったところで作業終了。
外装で残っているのは正面外壁2/3と軒下塗装だけになりました。

午後3時撤収。



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